

ダイビングを始めたら、やっぱり気になるのはダイビング器材ですね。
でも、いざそろえようと思っても色々な種類があり過ぎて「どうやって選んだらいいのかわからない!」という方も多いのではないでしょうか?
でも、安心してください。
このページでは、ベテランのインストラクターがダイビング器材の紹介から、選び方、失敗しないで購入するポイントなどをわかりやすく解説します。
実際のダイビングで使う器材はこれ!ダイビング用品を徹底的に紹介
ここでは、ダイビングに使う器材をアイテム別に紹介をします。
種類や、選び方などもお話するので、ぜひ参考にしてください。
スーツ
ダイビング用のスーツには、大きく分けてウエットスーツとドライスーツがあります。
どちらも体の保温と保護、浮力の確保を目的としています。


種類
ウエットスーツ
水着を着た上に着るスーツです。夏の海やリゾートでのダイビングはウエットスーツを使用します。
ワンピースや重ね着をするツーピースなどがあります。
ドライスーツ
海に潜っても体が濡れないタイプのスーツです。冬のきれいな海に潜れるのも、ドライスーツのおかげです。
下に着るインナーで調整すれば、秋~春の3シーズン使えます。
選び方
ダイビングを始める時期にもよりますが、夏の間やリゾートでしか潜らないという方はウエットスーツ、冬もがんがん潜りたいという方はドライスーツもそろえることが多いですね。
素材はジャージや、スキン生地(ゴム素材)、ラジアルなどがあるので、実際に触りながら選ぶと良いでしょう。
ダイビング器材の中でも、最初にそろえたいのがスーツです。
自分に合ったスーツを着れば、快適さがぐんとアップするだけでなく、自分好みの色も選べるので海へ行くのが楽しくなることうけあいです!
マスク
水中世界を見るスポーツでもあるスキューバダイビングにおいて、マスクはとても大切な器材です。
いわゆる水中メガネですが、ダイビングやシュノーケリング用のマスクは、鼻まですっぽり入るのでゴーグルではなく「マスク」と言います。


種類
マスクはレンズの形式によって大きく分けると2種類あります。
ひとつは一眼タイプ、もうひとつが二眼タイプです。
一眼タイプは左右にわかれていない一枚のレンズなので、視野を広く取れます。
二眼タイプはレンズが左右にわかれているので、視力に合わせて度付きのレンズに交換できます。
選び方
どちらのタイプも、顔の形や大きさにぴったりフィットしていること、耳抜きをする時に鼻をつまみやすいことが大切なポイントになります。
万が一、顔に合わないマスクを選んでしまうとダイビング中、水が入って来て大変なことになりますので、必ず自分の顔に合わせて選ぶ様にしましょう。
シュノーケル
ダイビング中は使用することのないシュノーケルですが、潜り始める場所まで水面を移動する時や、ボートを待っている間などには必ずくわえておくようにします。
マスクとシュノーケルをセットで持っていれば、シュノーケリングで気軽に海の中をのぞくこともできますね。


種類
J型をしたパイプにマウスピースが付いているのが基本ですが、最近のモデルは、シュノーケルの先から水が入りにくく、万が一入ってしまっても楽に水を出せる様に排水弁が付いています。
また、パイプからマウスピースの部分がジャバラになっているタイプだとダイビング中に邪魔になりません。
選び方
マスクと同じメーカーの同じ色でそろえるのが一般的ですが、口が小さい女性が男性用を買ってしまうとうまくくわえていられなくなりますので、気を付けましょう。
フィン
水中を効率的に進める様にしてくれるのがフィン(足ひれ)です。
泳ぎやすさだけでなく、中性浮力のとりやすさや、エアー持ちにも影響するので、ぴったりのフィンを選びたいですね。


種類
大きく分けると裸足(もしくは薄手のブーツ)で履くフルフットタイプ、ブーツを履いてストラップで固定するストラップタイプがあります。
また、素材もゴム、プラスチック、ポリウレタンなどがあり、それぞれに特徴があります。
一般的にゴムフィンはマイナス浮力、プラスチックはプラス浮力、ポリウレタンはその中間です。
選び方
一般的に、フルフットタイプは南の島でガイドをしている方や二つ目のフィンとして購入する人が多いですね。
イルカと泳ぐドルフィンスイムを行う人にも、フルフットタイプは人気があります。
伊豆など岩場を歩いて海に入ることも多い場所では、ストラップタイプが主流です。
フィンを選ぶ際には、素材も大切です。素材によってしなりやすさや、硬さに特徴があります。
ブレード(水をかく部分)の硬さが自分に合っていないと、うまく泳げなかったり、脚がつってしまったりしますので、脚力に合ったフィンを選んでください。
また、購入をする際には実際に履いてみて足を入れるフットポケットがフィットしていることを確かめる様にしましょう。
ブーツ
足の保護と保温のために履くのがブーツです。
ビーチや水中でのケガから足を守ってくれます。


種類
足首を覆うロングタイプと、かかとの下までのショートタイプがあります。
ブーツの底も岩場を歩きやすいように厚目のタイプと、ボートダイビング向けの薄いタイプがあります。
選び方
フルフットフィン用には薄いタイプを使う人が多いですが、初めは底が厚いロングタイプを選ぶと間違いがありません。
自分の足に対して小さいサイズを選んでしまうと、血行が悪くなって脚がつりやすくなりますし、大きすぎるサイズだとブーツの中で足が動いてしまい、上手にフィンキックが出来なくなりますので、必ず試着をして購入することが大切です。
グローブ
手の保温と保護のために使用します。
うっかり手を着いたところにウニがあったなど、思わぬケガから守ってくれますので必ず着用しましょう。


種類
春~夏の3シーズン用と、冬用のウィンターグローブがあります。
水中カメラを扱いやすいように、人差し指がないタイプなどもあります。
選び方
真冬に潜るのならウィンターグローブ、それ以外は3シーズン用を使用するのが一般的です。
グローブをした手で器材を操作しますから、指先が余らない程度でなるべくぴったりしたものを選びます。
同じサイズでも、メーカーによって大きさや指の長さが違うので試着をして買うのが間違いありません。
BCD
Buoyancy=浮力 Control(もしくはcompensating)=調整Device=器具の略です。
名前の通り、水中で浮力を調整するのに加え、水面ではライフジャケットの機能を果たします。
シリンダー(エアタンク)をセットして背負うのも、BCDの役割です。
特に初心者の頃は「ダイビングの上手い下手=BCDをどれだけ使いこなせているか」と言っても過言ではありません。
ダイビングの醍醐味のひとつでもある、中性浮力の状態を作る大切な器材です。


種類
ベストの様なジャケットタイプと、ストラップで調整が可能なストラップタイプ、浮力が背中に来るバックフロートタイプがあります。
一世を風靡したスタビライジングジャケット(通称スタビ)はジャケットタイプです。
また、ウエイトを入れられるタイプや、エアを出し入れするインフレーターがホースではなくBCD本体に付いているタイプもあります。
選び方
一般的におすすめなのは、ストラップタイプです。
サイズ調整がやりやすいので、ウエットスーツ、ドライスーツのどちらでも問題なく使用できますし、エアの入り方も前後のバランスが取れています。
ダイビング器材はどれもそうですが、BCDもフィット感が命です。
小さすぎるサイズでは浮力が十分に得られませんし、大きすぎると泳ぐたびに背中のシリンダーがぶれてバランスを取ることが出来ません。
また、同じサイズ表示でも日本製と外国製ではサイズ感が全く違うので、注意が必要です。
必ずインストラクターと一緒に、試着をしながら選んでください。
サイズはスーツを着ることを前提で選ぶことも大切です。
腰の負担や、水中バランスの面からウエイトを入れられるインテグラル・ウエイト・システムが付いているものがおすすめです。
レギュレーター
シリンダー(エアタンク)から空気を吸うための器材です。
人間の肺は、周囲の圧力と同じ空気でないと吸えないのですが、レギュレーターはシリンダーに入った高圧の空気を私たちが吸える圧力に調整をしてくれる大切な器材です。
私たちが水中世界に行ける様になったのは、レギュレーターのおかげと言っても良いでしょう。


種類
圧力調整の仕組みによって、ピストンタイプとダイアフラムタイプがあります。
一般的には、構造がシンプルなピストンタイプの方が安価です。
バランス・ダイアフラムタイプは、エアの残圧や水深に影響されず安定したエアを供給してくれます。
流氷ダイビングをする人向けの、凍りにくいタイプもあります。
選び方
どれだけ自然に呼吸ができるか?がレギュレーターを選ぶポイントです。
吸った分だけ自然にエアが入って来るタイプや、軽く吸ってもたくさん吸える流量の大きいタイプもあります。
水中で「息が吸いにくい」と感じたりしたら、とてもダイビングを楽しむどころではなくなってしまいますから、どれが良いということではなく、「自分の肺活量に合ったレギュレーター」を選ぶのが大切です。
また、マウスピースの形や大きさが口に合っていることも大切ですね。
オクトパス
万が一、自分のレギュレーターに不具合があったり、バディのエアがなくなった時に使用する予備のレギュレーターです。
目立ちやすい様に色は黄色、バディに渡しやすいようにホースは長めになっているのが一般的です。
レギュレーターのファーストステージ(シリンダーにセットする部分)に取り付けて使用します。


種類
基本的にはレギュレーターのセカンドステージ(口にくわえる方)と同じ形状ですが、平たい形をしたタイプもあります。
平らなタイプは上下を気にせずに使えるので、緊急時に使う器材として安心感があります。
また、BCDのインフレーターと一体になっているタイプもあります。
選び方
頻繁に使用する器材ではありませんので、それほど神経質になる必要はありませんが、レギュレーターと同じメーカーでそろえた方が圧力調整に不具合もありませんし、オーバーホールの際も安く済むことが多いです。
旅行先でダイビングをすることが多い方は、ホースが少なくなるインフレーター一体型も良いでしょう。
コンソールゲージ
ダイビング中にモニターをする残圧計(シリンダーに残っているエアーを見ます)、コンパス、水深計がセットになった計器です。
安全にダイビングを楽しむためにも、こまめにチェックをすることが大切です。


種類
3つの計器がセットされているのが基本形です。水深はダイビングコンピューターで見る方向けに、水深計のない2ゲージタイプ、さらにはコンパスをリストタイプにする人向けに残圧計だけのタイプもあります。
選び方
コンピューターを使用することを考えると、2ゲージタイプを選ぶのがコスト的にもおすすめです。
海外で販売されているものは残圧計の単位が日本とは違うものがありますので、気を付けてください。
ダイブコンピューター
減圧症にかからない様に、体の中に溶け込んだ窒素量を管理するための器材です。
今の水深にあとどれくらいの時間いられるか?の表示や、浮上スピードが速すぎた時の警告、水深計、水温計などの機能があります。
それ以外にも、潜ったデータを記録してくれるのでログブックを書く時にも便利ですし、次に潜るダイビングの計画を立てる際に使用するプランモードなどもあります。


種類
以前はコンソールゲージに組み込まれたタイプもありましたが、現在は時計の様に使うリストタイプが主流です。
太陽電池を使用するタイプだと、バッテリー交換に出すこともなく便利です。(バッテリーの劣化がある際には交換に出します)
残圧計が組み込まれたタイプや、ブルートゥースでデータをスマホやパソコンに飛ばすことが出来るタイプ、最新モデルはスマートウォッチの機能が付いているものもあります。
選び方
市販されているものは最低限の機能は備えていますので、予算に合わせて選ぶのが良いでしょう。
ウォッチタイプは見た目も大切ですね。
また、老眼の方は文字が大きめのものを選んだ方が使いやすいです。
メッシュバッグ
ダイビング器材をビーチやボートに運ぶためのバッグです。
水抜けが良いように、メッシュ素材になっています。


種類
横型のバッグにショルダーベルトがついたものが一般的ですが、縦型のリュックタイプもあります。
選び方
自分の器材を入れるのに十分なサイズのものを選びましょう。
器材の出し入れがしやすい様に、ファスナー部分が広く開くものがおすすめです。
また、サイドポケットが付いていると、小物を入れるのに重宝します。
キャリーバッグ
ホイールとハンドルがついたダイビングバッグです。
旅行先に器材を持って行く時や、電車で移動をする時に使用します。


種類
ハードケースタイプ、ソフトケースタイプ、その両方を合わせたタイプがあります。
選び方
大きいバッグだとたくさんの荷物を入れられますが、重すぎると持ち運びが大変になるので気を付けてください。
また、ハンドルの長さも身長に合ったものを選ぶ様にしましょう。合わないものだと持ち運びが大変になります。
アクセサリー類
ウエイトベルト
ウエイトを腰につけるためのベルトです。
いざという時、すぐに外すことが出来るようにクイックリリース・バックルが付いています。


種類
ナイロン製のベルトにバックルがついているだけのシンプルなもの、腰への負担が少なくなるようにクッションがついたものなどあります。
また、ベルトではありませんがベストタイプもあるので、たくさんのウエイトを使う人は分散させるために使用するのも良いでしょう。
ダイバーズナイフ
万が一水中で、ロープや釣り糸、海藻などに絡まってしまった時などに使います。
また、バディを呼びたい時にナイフでシリンダーを叩いて音を出すのにも使います。


種類
刃の先がとがっているタイプ、平らになっているタイプ、両刃のタイプなどがあります。
大きさも様々なものが市販されていますが、あまり大きなナイフは法律的に持ち歩きが面倒になっていますので、選ぶ際は気を付けてください。
水中ライト
ナイトダイビングではもちろんのこと、太陽の光が届きにくくなるディープダイビングで本当の色を見るのにもライトで照らしてみます。
また、水中写真撮影をする時のピント合わせや、隠れている生き物を探すときにも重宝します。
ライトを一本持っていると、ダイビングがぐっと楽しくなります。


種類
最近はLEDタイプが主流になっています。
BCDのポケットに入れられる小型のタイプや、ナイトダイビングでも広い範囲を照らすことが出来る大光量タイプもあります。
バッテリーは充電タイプを選ぶと、コスト的にも良いでしょう。
水中カメラ
とにかくダイビングの楽しさを最大限に引き上げてくれるのが水中カメラ。
水中写真の魅力を語り出したら、何ページあっても足りなくなります。
潜って撮影している時はもちろん、SNSにアップしたり、絵葉書を作ったりと楽しみ方は無限です。


種類
コンパクトな「コンデジ」から一眼レフまで様々なタイプがあります。
水中写真専用というよりは、一般的なデジカメを防水の水中ハウジング(ケース)に入れて使用します。
ストロボやレンズの組み合わせによって、自分が撮りたい水中写真用にセットを選びましょう。
おすすめの水中カメラメーカー
スレート
水中では声で会話をすることが出来ませんので、スレートに書いてコミュニケーションを取ります。
また、見た生物などの記録をするのにも使用します。


種類
プラスチックの板に鉛筆で書くタイプ、先が磁石になっているペンで書いたり消したりできるタイプがあります。
大きさも色々ありますので、持ちやすいものを選んでください。
シグナルフロート
水面でボートキャプテンに見つけてもらいやすい様に使う細長いフロートで、空気を入れて水面に立てるようにして使います。海外ではレスキューソーセージなどとも呼ばれます。


種類
様々な長さがあります。ホイッスルが付属しているタイプもありますので、自分のダイビングスタイルによって選ぶと良いでしょう。
フロートではありませんが、水面に着色をして見つけてもらいやすくするマーカーなどもあります。
大切なダイビング器材。失敗しないで器材をそろえるコツは?
ダイビングを楽しむ上で、器材はとても大切。
でも、どのタイミングで買うの良いのか?どうやって選んだらよいのか?なかなかわからないですよね。
ここでは、初心者ダイバー七海さんの疑問に海風インストラクターがお答えします。
ぜひ、器材選びの参考にしてください。


よくある質問
ダイビングは器材を使って、水中世界を楽しむスポーツ
いかがでしたか?
ダイビング用品について、疑問や心配は解決したでしょうか?
「自分にぴったりの器材を選んだら、ダイビングがとっても楽しくなった!」という方がたくさんいらっしゃいます。
それもそのはず、ダイビングは器材を使いこなすことによって、水中世界を楽しみスポーツです。
器材を体の一部に感じるくらいに使いこなせたら、自由に泳げるようになって、まさに世界が変わる経験をすると思います。
器材選びで不安なことがあったら、ぜひインストラクターに相談をしてくださいね。







